“是非見ろ”との友人からのメールで、 国会の参考人として「放射線の健康への影響」の陳述を行った児玉先生の動画の案内を頂いた。 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) 早速拝見した。http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M&feature=related 質疑 http://www.youtube.com/watch?v=LunV27H3oW8&feature=related
怒りに身を震わせての熱のこもった訴えは、見えない放射線の脅威を感じ 無責任な政府の対応に“それ本当”と感じてしまう程驚きに満ちている。
JAや農業関連の圧力団体の声が大きく、今や日本は補償列島となっていま すが、一番お金を使い守らなければ行けないのは妊産婦,子供、お母さん への配慮が足らないという児玉先生の指摘はまさに適切だ。 見えない,臭わない放射線セシウムの脅威は、子を持つ親の切実な心配事 だろう。家庭は子供を中心に動き妻も夫も子供のために働くという構造で ありながら声が小さいという理由だけで、ないがしろにされている。
ホットスポットといわれ、柏市と並び放射線の高い我孫子市長が「現在の数字は健康に問題はない。放射性 物質の除去より、お母さん方の心配の除去のために、必要のないことを求められている」と発言した。 驚くべき発言だが、 もっと思慮深い手厚い配慮が求められるという児玉先生の国会参考人発言を噛みしめてもらいたい。
汚泥堆肥やセシウム牛の堆肥について循環するので注意が必要というメッセージを7月17日の「循環する セシウム」で書いた。 7月25日にようやく農水省から出先の農政局へ 「高濃度の放射線セシウムが含まれる可能性のある堆肥等の施用・生産・流通の自粛について」という通達 が出された。高濃度とか可能性、自粛という相変わらず曖昧で責任感のない文字が気にかかる。
牛糞堆肥、植物性堆肥原料(落ち葉、雑草、樹皮)が対象品目だが、豚,鶏由来の堆肥は除かれているので 弊社のジオビオスは、豚糞由来なので是非利用していただきたい。(コマーシャル) 有機農家にとっては選択肢が狭まり困った事態だ。有機農家は牛糞に落ち葉を混ぜて自家製堆肥を作っている ケースが多い。もっと困っているのが毎日大量の牛糞が出てくる飼育農家だろう。セシウム牛は約3000頭と 言っているので3000頭×40kg=毎日120トンの糞が出てくる。月間3600トンの高濃度セシウムの糞が、うず 高く積まれるのだ。放射性廃棄物だし何処に誰が処理するのだろう。 自粛という誰も責任をとってくれない通達を農家は我慢はできるのだろうか?
セシウム肉の出回りで下落した牛肉の補償等も出てくるだろう。 観光業、海水浴場、海の家まで補償問題は発展するのだろう。 文科省の原子力損が賠償紛争審査会が指針を示していくのだ そうだが、農協や組合などの声の大きいのものばかりでなく、 もの言わぬ弱者への配慮も忘れなくお願いしたい。 いわき市の露天商が、原発事故で営業できなくなったとして 9,200万円の補償を東電に要求している。この手の補償を請求 したいところは山ほどあるだろう。
稲わらよりも土の方がセシウムが蓄積しやすい。いま表土を計っても、 既にロータリーでかき混ぜられ30cm位は浸透し、表土の放射線量は低い かもしれないが野菜栽培には深刻だ。 セシウム牛の堆肥はおそらく圃場にまかれてしまっているだろうし・・・
臭わない、味がない、見えない、人間の五感を超えた扱いにくいセシウム の始末の悪さ。次から次へ循環してしまうしなやかさ、人間が到底共存で きない物質セシウム、それを作り出す原発は、得るものより失うものの 大きさを感じるが・・・。
セシウムに汚染された稲ワラを飼料にした肉牛が出荷されていた。 ショッキングなのは、放射線ではノーマークだった白河市の農家の9万7,000 ベクレルという高濃度に汚染された稲ワラを飼料としていたらしい。 汚染稲 ワラを飼料としていただけで、枝肉がどの程度汚染されていたか不明だ。 白河市までこれほど高い放射能で汚染されていたとは、首都圏に住む我々は わからなかった。 97,000ベクレルの稲ワラを食べた牛の枝肉が、どの程度 汚染されたのかもわからない。その肉を食べるとどの程度内部被爆されるの かもわからない。
原発は発電コストが安いということが推進論者の論拠である。 しかしコスト計算が政府(経産省)も電力会社も ブラックボックスにしていた経緯があり、誰も正確な数値をはじき出せていない。 原発から出る放射性廃棄物の 処理は全く目処もついていないので、 当然コスト計算もはっきりしていない。 廃棄物は各事業所でも入れない出さないということが基本だ。 原発も原発の所在地で廃棄物を処理保管を原則に すればいいと思う。 日本で廃棄物を受け入れる地域は少ないはずで、ましてや放射性廃棄物は少ない。 発生場所 で処理するのは他の産業では至極当然に実行している。 原発は自然に日本から退場させられる。
関東、東海一帯の農地は汚染されてしまっている。都市部は細かい放射線 データを計り始めたようだが、農地はコンクリートと違い洗い流されない でセシウムが堆積してしまう。半減するのに30年、全滅させるのに80年 かかる。 農地も細かいデータを取り農家に知らせる必要がある。 ベクレルは、放射能の強さや量を表す単位で、 シーベルトは放射線による 人体への影響度合いを表す単位だが、例えば3ミリシーベルトの農地で採 れるほうれん草は何ベクレルになるのか、トウモロコシは何ベクレルにな るのか具体的に示さないと多くの人を内部被爆 させてしまうことになる。
日本農業新聞 2011年6月16日 放射性物質の除染
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日本農業新聞 2011年6月7日 畜産物ときのこ 農水省が研究 今秋成果まとめ
【日本共産党・東京都の放射能汚染マップ】 2011年5月31日更新版 ・東京都の放射線量マップ(日本共産党)
【大学・民間調査による放射能汚染マップ】 ・ホットスポットマップ (福島県福島市、郡山市、千葉県柏市、流山市、松戸市、埼玉県三郷市など) 大学や民間の調査により、周辺地区に比べて高濃度の放射線地域であるホット スポットの詳細が明らかになり始めました。この地図は、群馬大学の早川教授 などによって作成されたとされています。 米軍(アメリカ政府)の避難範囲であった半径80キロメートルほどの距離中心 に土壌汚染が広がっているのが見て取れます。