農家にとっては、農地のセシウムを取り除く決定的な 手段がないことがわかります。
粘土質の土壌、有機物含量の少ない土壌ではセシウムが土壌マトリックスと強く結合して不溶性になる割合が大きい。その上可溶性のセシウムについても、十分に施肥された状態では、植物の根の吸収においてカリウムやアンモニウムがセシウムと強く競合する。また放射性核種が植物の根の存在する範囲外に移行すれば根に吸収されない。
■ IAEAの『チェルノブイリ事故の環境影響とその修復』 ■ 日本語への抄訳のページ ■ 原子力システム研究懇話会のレジュメ 「チェルノブイリ事故による環境の放射線汚染について」
■(社)日本土壌肥料学会の解説には 原発事故関連情報(5) セシウム(Cs)の植物移行とそのメカニズム のファイトレメディエーションについて 原発事故関連情報(7) 農業環境における放射能汚染の低減化に関する提言 についても参考にした。
■北海道大学大学院農学研究院助教 渡部敏裕氏の 植物のセシウム(Cs)とストロンチウム(Sr)集積に 関する研究
セシウムの場合、葉と種子ともにカリウム無施肥の 処理区で高い値を示します。つまり逆に言えば、 カリウム施肥を十分に行うことでセシウムの蓄積は 抑制できる可能性があります。